先生奮戦記② 名前リレーで健康観察

  朝の健康観察では、普通出席番号順に名前を呼びます。

 この時間を使って一工夫してみましょう。健康観察をしながら、発表の練習ができ、友達の名前もしっかりと覚えることができます。

 1年生なら、はじめに自分の出席番号と名前を言う練習をします。その後「元気です。」と体調を付け加えます。例えば「1番さぬき花子。元気です。」という具合です。

何日かして慣れてきたら「では、バージョンアップしますよ。」といってやり方を少しずつ変えてきます。

 次は、名前を呼ばれたら元気ですと返事をして、次の友達の出席番号と名前を言います。「(1番)さぬき花子さん。」と名前を呼ばれたら、「はい元気です。(2番)香川太郎さん。」と、つないでいきます。次は「はい元気です。3番四国三郎さん。」という具合です。入学当初は出席番号順に座っているので、順番どおりに返事をしていくことができます。最初は戸惑う子もいますが、助けてあげながら言えたことを褒めてあげます。

 だんだん慣れてきてみんなが自信を持って言えるようになってきた頃、初めての席替えをしましょう。「さあ、今日から難しくなりますよ。どうしてだか分かりますか?そう、席替えをしたからどこから名前を呼ばれるかわかりませんよね。よく聞いて頑張ってみましょう。」そういうと、子どもたちは、がぜん張り切ります。名前を呼ぶ子は次の友達がどこにいるかを意識しながら、呼ばれる子はドキドキしながら、ちょっと間が開くと隣の子が「呼ばれたよ。」と教えてあげる場面もあります。

 これで、名前を呼ぶ子どもはもちろん、まわりの子どもたちも、友達の出席番号とフルネームを覚えることができます。名前を覚えることは、友達づくりの第一歩です。

 出席をとる。そんな学校では当たり前のことが、この頃子どもたちにはすべてが新しく楽しく、喜びに満ちています。この時期を逃さず、子どもたちに合ったスモールステップで、学校生活や友達との関わりに必要なことを、どんどん教えていきましょう。

 この方法は他の先生がしていたのを真似たものですが、6年生でも当たり前にやっていました。1年生から取り入れていると、2年生以上で新年度にクラス替えをしても、子どもたちだけで自動的に出席をとることができます。教師にとっても、子どもの様子を見ながら健康観察表に順番に記録できるので、健康状態を把握するのに役立ちます。  教師が名前を呼ぶ方法を使っている方、一度でいいから、子ども同士をつなぎ健康状態もしっかり把握できるこの方法を取り入れてみませんか? (日直が名前を呼ぶ方法をとっていたこともありましたが、名前を覚えたり読んだりするのが苦手な子にとっては、ハードルが高いと感じることがありました。また、場面緘黙や声の小さい子がいる場合は、手を上げて合図をするなど、状況に合わせて工夫してください。)

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