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4月, 2021の投稿を表示しています
先生奮戦記② 名前リレーで健康観察
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朝の健康観察では、普通出席 番号順に名前を呼びます。 この時間を使って一工夫してみましょう。健康観察をしながら、発表の練習ができ、友達の名前もしっかりと覚えることができます。 1年生なら、はじめに自分の出席番号と名前を言う練習をします。その後「元気です。」と体調を付け加えます。例えば「1番さぬき花子。元気です。」という具合です。 何日かして慣れてきたら「では、バージョンアップしますよ。」といってやり方を少しずつ変えてきます。 次は、名前を呼ばれたら元気ですと返事をして、次の友達の出席番号と名前を言います。「(1番)さぬき花子さん。」と名前を呼ばれたら、「はい元気です。(2番)香川太郎さん。」と、つないでいきます。次は「はい元気です。3番四国三郎さん。」という具合です。入学当初は出席番号順に座っているので、順番どおりに返事をしていくことができます。最初は戸惑う子もいますが、助けてあげながら言えたことを褒めてあげます。 だんだん慣れてきてみんなが自信を持って言えるようになってきた頃、初めての席替えをしましょう。「さあ、今日から難しくなりますよ。どうしてだか分かりますか?そう、席替えをしたからどこから名前を呼ばれるかわかりませんよね。よく聞いて頑張ってみましょう。」そういうと、子どもたちは、がぜん張り切ります。名前を呼ぶ子は次の友達がどこにいるかを意識しながら、呼ばれる子はドキドキしながら、ちょっと間が開くと隣の子が「呼ばれたよ。」と教えてあげる場面もあります。 これで、名前を呼ぶ子どもはもちろん、まわりの子どもたちも、友達の出席番号とフルネームを覚えることができます。名前を覚えることは、友達づくりの第一歩です。 出席をとる。そんな学校では当たり前のことが、この頃子どもたちにはすべてが新しく楽しく、喜びに満ちています。この時期を逃さず、子どもたちに合ったスモールステップで、学校生活や友達との関わりに必要なことを、どんどん教えていきましょう。 この方法は他の先生がしていたのを真似たものですが、6年生でも当たり前にやっていました。1年生から取り入れていると、2年生以上で新年度にクラス替えをしても、子どもたちだけで自動的に出席をとることができます。教師にとっても、子どもの様子を見ながら健康観察表に順番に記録できるので、健康状態を把握するのに...
ようこそ1年生② ぴかぴかの1年生が不登校??
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入学式が済んで1週間ほどたった頃「学校に行きたくない。」と、泣きじゃくるお子さんが出てきます。「もう、不登校なのか??」と、心配ですよね。 でも、大丈夫。お子さんが順調に成長している印です。 先生に聞くと「学校では困ったことは何もないですよ。話もよく聞けるし、お友達とも仲良くしています。自分のことも何でも一人できちんとできていますよ。」といった答えが返ってきます。 実は、ここに「頑張りすぎ」という問題が隠れています。 この時期の子どもたちは、ぴかぴかの1年生を目指して学校でいる間中緊張状態。まじめなお子さんほど、大人が思っている以上に疲れています。それが1週間続くと、もうくたくた。土日ゆっくりと家で過ごすと、幼稚園や保育所での慣れ親しんだ生活が恋しくなるのです。でも、幼稚園や保育所には戻れませんから「いやだ~!行きたくない~!お母さんと一緒がいい~!」となるのです。 ここで、大人が慌ててはいけません。特におうちの方の不安は敏感に感じ取りますから、泣きじゃくろうが暴れようが「大丈夫、大丈夫。」といって普段通りにしてください。荷物を放り出すようなら、拾って「じゃあ、先に持って行くからね~。」と、出かけてしまいましょう。追いかけてくるようならまったく心配いりません。 隅っこの方に逃げ込んでしまうような場合は、とんとんと優しく背中をたたきながら落ち着かせ「じゃあ、見に行くだけにしよう。」と、荷物は持たず手を引いて、時には靴も履かせず負ぶって連れて行きます。 学校についてしまえば、先生が出てきてくれますから、ポンと渡して「先週は頑張りすぎたみたいです。荷物は今から持ってきますからよろしくお願いします。」とさっさと帰りましょう。荷物は、子どもと会わないように、職員室に届けてください。おうちに協力してくれる人がいれば、子どもを連れて行くときに、荷物や靴を目につかないように持って行ってもらうといいです。 いったん、教室に入ってしまえば何事もなかったかのように、普通に過ごせるのが1年生です。 大人の方がすっかり慌ててしまって、教室までついて行ったりチラチラのぞいたりすると、子どもはいつまでたっても親離れできません。 単なる成長の過程であるはずの問題が、本当の「不登校」につながることもあります。勇気をもって、おうちの方が子離れしてください。...
先生奮戦記① 人の話が聞ける子を育てる
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「静かにしなさい!」より「聞いてください。」 「静かに!」「ちゃんと聞きなさい!」と、声を張り上げても、聞いていない子には届きません。それどころか、かえって騒がしくなってしまうこともあります。 話を聞いていなくてできていない子を「言ったでしょう。聞いていないからよ!」と叱っても、教師が言ったことすら気づいていないのですから「欠席している人は返事をしてください。」と同じくらい意味がありません。 そう気づいてから、逆転の発想をしてみました。ちゃんと聞いている子、聞こうとしている子に呼びかけるのです。 「聞こえている人は手をあげてください。」と呼びかけると、何人かが口を閉じこちらを向いて手をあげます。話に夢中になっている子や他ごとを考えている子も、何事かとこちらを向きます。みんなが静かになったところで、誉めてから短く指示を出します。これを繰り返すことで「聞いてください。」だけで瞬時に話を聞く体制ができるようになります。 低学年の場合は、ちょっと遊び感覚を取り入れて「聞いてください。」と言って手を高く上げ、3・2・1と指で示していき、それをまねさせます。手が上がってない子、指の数が違う子の名前を呼んで話を聞くよう促します。 1年生の始めからそうしていると、条件反射的に「3」を出すようになってしまいますので、クラス替えの前までに、手をあげるのではなく、口を閉じて体を向けるよう練習しておくことをお勧めします。
遊びは学び① 「言った、言ってない」のケンカ…一人遊びから友達との遊びへ
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小さい子ども同士で起こるケンカの多くは、「言った」「言ってない」に絡んだものです。 そばにいる大人が(学校の場合ほとんどは教師)事実確認をして、仲直りできるように持っていくのですがこれが一仕事です。 仮に「あっちゃん」と「よっちゃん」が、おもちゃの取り合いをしていたとします。 事情を聞こうとすると、 あっちゃん「よっちゃんが、おもちゃとった!」 よっちゃん「とってない!貸してって言った!」 あっちゃん「言ってない!かってにとってきた!」 という具合です。目に浮かぶ方も多いのではないでしょうか? 過去の経験からいうと、ここで、とったかとってないか?、言ったか言ってないか?を問題にすると、ケンカが一層こじれます。「とった」と大人が言った瞬間にパニックを起こす子もいます。 まず、お互いの主張を尊重して事実を確認します。 大人「まずよっちゃんから聞くね。そのおもちゃはどこからもってきたの?」 よっちゃん「あそこから。」 大人「だれか、つかっていた?」 よっちゃん「あっちゃんがつかってたから、貸してって言ったもん。」 ここで、あっちゃんが割り込んできます。 あっちゃん「言ってない。急にとってきたもん。」 大人「あっちゃんは聞いてないのね。ちょっと待っててね。」 大人「よっちゃん、あっちゃんはその時なんて言ったの?」 よっちゃん「何回も言ったのに無視するから、持ってきただけ!」 この時の「何回も」は経験的に言うと1~2回です。 大人「あっちゃんは、貸してあげないとは言わなかったのね。」 大人「あっちゃん、よっちゃんが貸してと言ったらどうする?」 あっちゃん「ちゃんと言ったら貸してあげる。」 本当は貸したくなくても、いい子に見られたいと思っているのでこういうことが多いです。 大人「でも、あっちゃんはよっちゃんが貸してって言っているのに気づかないくらい、楽しく遊んでいたのでしょう?」 ここで、暗に「夢中だとまわりの声に気付かないことがある」のだということを二人に伝えます。 大人「よっちゃん、あっちゃんは貸してくれるって言っているけれど、あっちゃんもこのおもちゃで遊びたいみたい。どうする?いっしょに遊べるかな?」 よっちゃん「うん、いいよ。」 よっちゃんも、いい子に見られたいので、ひとり占めしたくても大抵こう言います。 これで一件落着にみえますが、ここからが...